イギリスのブックメーカーには野球まである

ブックメーカーはイギリス発祥のギャンブルで、野球やサッカー、バスケットボールやホッケーなど世界中の様々なスポーツを賭けの対象にしています。今では政府からの公認事業となっており、多くの企業が参入していますが、もともとは1人の男性がロンドン北東部にある競馬場でレースへの賭けを請け負い始めたのが起源でした。

初めは競馬の歴史にそぐわないとして批判されましたが、徐々に参加者が増えていき、次第にブックメーカーの数も増えていきます。

一時は政府が禁止令を出して取り締まる姿勢も見せましたが、新たなブックメーカーの誕生を抑えることができず、1960年に政府の定める条件を満たせば民間企業が胴元になってもよいという法律を制定します。
その結果、大衆文化として根付き、競馬のみならずプロスポーツや大学スポーツ、選挙やアカデミー賞受賞者など賭ける対象が広がっていき、インターネットの普及によって全世界のプレイヤーが参加できるようになったのです。